1.居室の換気口の寸法と位置を確認する
屋外に面する壁に設け、空気の流れを妨げない位置を選びます。
| 項目 | 確認する条件 |
|---|---|
| 内径 | φ100以上 |
| 取付け位置 | 外壁面のできるだけ高い位置。床から1,800 mm以上が望ましい |
| 構造 | ガラリ・フード等で雨水浸入を防ぎ、手動で開閉できるもの |
2.燃焼器具とレンジフードの給排気を確認する
一般の居室換気と燃焼器具に必要な給排気は、分けて検討します。
ここで示す換気口の条件は、あくまで居住者の保健衛生上必要な換気量を確保するためのものであるから、室内で灯油、ガス等のストーブを使用する場合は、別にそのための専用給排気設備を設ける必要があります。この設備がない場合は時々窓を開放して換気をはかるよう建物の管理者を通じて居住者に依頼しておきます。また、台所レンジフードを運転した場合、室内外に大きな圧力差ができないように、給気用の送風機または専用の給気口(φ150 以上)を設ける等の対策が必要です(室内外の圧力差が大きくなると、玄関扉やサッシの隙間などで風切音が発生し、クレームになる場合がある)。特に24時間換気の風量確保に留意します。
3.防音と防雨による圧力損失を確認する
防音サッシを採用する場所では換気口も防音タイプとし、必要風量を確保できるか確認します。
建物の立地条件として、周辺に騒音発生源があり、これが室内に入り込まないために防音サッシ等を採用している場合は、換気口についても防音タイプを採用します。なお、防音タイプを採用する場合は、圧力損失についてチェックし、所定の風量が得られるか確認します。庇等がなく、雨が吹き込む恐れがある部分では深型を採用します。
4.延焼・区画に関する仕様を確認する
換気口の防火仕様は、設置場所と開口面積を確認して設計図書に合わせます。
原則として延焼のおそれがある部分、層間区画内に設ける換気口について、100 cm²以内の場合はスチール、ステンレス、アルミ(厚さ1.2 mm以上)とし、100 cm²を超える場合は防火ダンパー(FD)付とします。