EXTERIOR / 12
アルミ製建具の漏水と変形を防ぐ
枠の止水・排水、可動部、方立の変形防止を確認します。
| 確認項目 | 条件・確認内容 |
|---|---|
| 散水量・試験時間 | 供試体に1分間当たり4 L/m²の水を均一に噴霧し、規定の脈動圧力差に達した後、10分間継続して漏水の有無を確認します。 |
| カーテンウォールの固定部 | 耐風圧性能(正圧)の1/2以上。脈動圧の中央値で示します。 |
| カーテンウォールの可動部 | 耐風圧性能の1/4以上、かつ400 Pa以上。脈動圧の中央値で示します。 |
| 建具の固定部 | 耐風圧性能(正圧)の1/2以上。脈動圧の中央値、またはJIS A 4706(サッシ)の水密性の等級(W-1~W-5)で示します。 |
| 一般的な外壁 | カーテンウォールに準じて水密性能を検討します。 |
1.施工図のチェックポイント
材料の条件と施工時の確認事項を分け、次の項目を確認します。
| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
|---|---|
| 水抜き孔と逆流防止 | サッシ枠内に入った雨水などを排水するために、水抜き孔を設ける場合は、逆流防止措置を講じます。連続発泡スポンジは逆流防止の効果が少ないので単独では使用しません。 |
| 枠コーナーと水平ジョイント | 枠コーナーの仕口部に板状シーリング材を挟んでビス止めする場合は、端部およびビス止め加力が不十分になりやすい部分は、シーリング材で止水処置を講じます。特に、その部分が工場付けの形材で隠れる場合は、現場での確認ができないので注意します。連続水平枠のジョイントは部材の形状に応じて、確実なシールの施工ができるように、工場シール等の納まりなどを十分に検討します。 |
| 押縁の選択 | 押縁はオーバーフローを防ぐため、外押縁が望ましい条件です。外押縁か内押縁かはメンテナンス等を考慮して総合的に決定します。 |
2.現場施工のチェックポイント
| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
|---|---|
| ゴムひれの連続性 | 縦軸回転窓の障子まわりの隙間をなくすため、固定枠と障子枠の隙間に応じたゴムひれを選定します。縦軸回転窓の障子まわりのゴムひれは連続させます。コーナー部は型材で一体成型するか、あるいは強固に接着します。 |
| 自重変形とタイト材 | 偏心縦軸回転窓や外開窓の障子はガラスの自重で変形しないようセッティングブロックの位置を検討して配置します。タイト材の押しつぶし量は、全周が一定になるように調整します。 |
| ガスケット端部と先行シール | タイト材は環状とし、コーナーなどの継手部に段差のないものを使用します。連結方立の上下端はガスケットの端部に隙間が生じやすいので、ガスケットの端部を十分長くして、シーリング材をオーバーラップさせます。また、躯体取合いや水切取合いシールの相手が方立の板厚のみとならないよう、方立上下端に先行シールを施工し、充分な接着面を確保します。 |
| 梁・スラブのクリープ差 | 上下階の梁やスラブのクリープ歪の差が大きいと思われる場合は、連窓サッシを乾式工法で固定し、モルタル詰めは行いません。その場合のサッシ上部を固定するブラケットは、上下方向のルーズホールに滑り材を挟んだボルトナットで固定します。 |
| 柱の縮みによる変形 | 柱の縮み(弾性変形)による、サッシ縦枠の変形防止:超高層集合住宅における外壁ALCのある大梁下の掃出し窓で4辺固定の場合は、開口補強アングルに、圧縮力が作用しない、ピンローラー支持とします。ただし、開口補強アングルに圧縮座屈が生じないと構造設計者が判断した場合はピンローラー支持にする必要はありません。 |
| 構造スリット壁内のサッシ | 構造スリット壁内に設置するサッシの変形防止:アルミ製建具は上下固定とし、両サイドをフリーまたは面外方向固定の納まりとします。なお、ロックウール充填部分の止水性確保のため、ダブルシールが確実に行えるよう、サッシは枠見付の大きい枠を用います。 |