1.目荒らしの深さと密度を確認する
目荒らしの密度が低い部分を対象に、限度見本との比較で判定します。
目荒し深さは、限度見本と手触りを比較し、合否判定をする(限度見本は施工業者から取り寄せる)。目荒らしの密度の検査は、処理の密度が低い部分を対象とし、合否を判定します。目荒し深さ、目荒し密度のいずれかが不合格の場合は、再度下地処理をします。
2.下地モルタルの表面強度と浮きを確認する
モルタル施工後とタイル張り前の二段階で、下地の健全性を確認します。
タイル張り下地モルタルを施工した翌日以降に、下地モルタルの表面をマイナスドライバーや釘頭でこすり、深く削れないことを確認します。タイル張り開始前に、金属製テストハンマーにて下地モルタルが浮いていないことを確認します。
3.張付け直後に裏面の充塡状態を確認する
張付け材料と裏足の有無によって、確認する充塡率を区別します。
モルタル張りの場合は、タイルの周囲からモルタルが盛り上がっていることを確認します。伸縮目地際では、モルタルおよび弾性接着剤の塗り込み不足による空洞がないことを確認します。冬期の施工や白華の目立ちやすいタイルの場合は、裏足凹部のモルタルおよび弾性接着剤充填率検査の頻度を増すなど、タイルの裏側に空洞をつくらないように厳しく検査します。
| 張付け方法・タイル | 確認する基準 |
|---|---|
| 密着張り・モザイクタイル張り | 裏足凹部のモルタル充塡率75%以上 |
| 弾性接着剤張り・裏足あり | 裏足凹部の接着剤充塡率40%以上 |
| 弾性接着剤張り・裏足なし | 裏面の75%以上に接着剤が付着 |
4.打診と引張接着強度試験を実施する
時期、試験数、強度と界面剥離率をセットで判定します。
| 検査 | 時期・数量 | 判定・確認事項 |
|---|---|---|
| 打診検査 | 張付け後3日以上 | テストハンマー等で浮きの有無を確認 |
| 引張接着強度検査 | 張付け後14日以上。3枚以上、かつ100 m²およびその端数につき1枚以上 | 全試験体0.4 N/mm²以上、接着界面剥離率30%以下。裏足凹部の未充塡を界面剥離に含める |