EXTERIOR / 05
サンドイッチパネルの漏水を防ぐ施工管理
パネル目地、サッシ、貫通部、水切りの止水と排水を確認します。
1.発注前に性能と納まりを確認する
パネル単体だけでなく、下地や周辺部材との取合いを含めて確認します。
発注前に性能と納まりを確認するの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| メーカーと性能の確認 | 発注時:パネルメーカー選定にあたっては、当該建物の設計図書に示された品質性能(水密性能、耐風圧性能、耐火性能、遮音性能など)とパネルの働き幅(メーカーによって異なる)を有した材料であることを確認します。特に水密性能については、特殊な納まり(サッシ、外壁梁貫通部、樋受け金物回りなど)についてメーカーとしての基準が確立しているか確認します。また、耐火仕様については、メーカーによって胴縁間隔の認定条件が異なり、外壁複合耐火の認定が無い場合もあるので、注意が必要です。 |
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| 施工分担とサッシの決定 | 異種材料との施工責任分界点(特にシール、水抜きパイプ)と取付手順を明確にします。漏水の不具合に直結しやすいサッシについては、取り合いの納まりが重要なので、パネルメーカーの型材決定時には、サッシの型材形状も決定します。原則として二次シールポケットの寸法確保のために同一面サッシを採用します。 |
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2.施工図で止水・排水の連続性を確認する
施工図で止水・排水の連続性を確認するの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 一次シール破断時の排水 | 金属サンドイッチパネルの止水は、基本的には一次シールで止水することが原則であるが、万一一次シールが破断した場合でも室内への漏水を防止するために一次シール内側に入った雨水を排水できる経路を確保します。すなわち、サッシ上枠の上、最下部水切りの上を問わず、縦目地の最下部には必ず、水抜きパイプ(逆流防止弁付き)を設けます。 |
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| サッシまわりの連続性 | サッシ廻りは必ず、フラッシングを取り付けて取り合い部に二次シールを施します。特に、サッシ四隅コーナー部は欠陥となりやすいので、フラッシングとシールの連続性を確保します。一般的な横連窓サッシの方立上部は、サッシの上枠が途切れる部分で欠陥が出やすいので、サッシ上枠のジョイントシールを確実に二次シールと連続させます。 |
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| 縦目地の排水経路 | パネルの縦目地シールが万一切れた場合を想定して水抜きパイプまでの排水経路を確保します。そのために、シール目地タイプの場合は縦胴縁に捨て板を取付けた上に縦ジョイント溝型をセットしてビス止めします。ビス頭はシーリングします。ハット目地タイプの場合は縦胴縁の不陸がハット目地とパネルの密着度に大きく影響するので、その不陸を吸収するために原則として縦ジョイントハット型部材は通しものとします。 |
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| 鋼板色と熱伸縮 | パネルの長さ及び鋼板色によって熱伸縮量が異なるためにジョイント目地幅が変わるので、鋼板の色を決定する時に必要目地幅も同時に確認する(特注色対応については、パネル仕様に制限がある場合があるため、事前にメーカーに確認する必要がある)。 |
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3.下地鉄骨とパネル施工を確認する
下地鉄骨
下地鉄骨の確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 胴縁精度と割付け | 下地縦胴縁の建込み精度が、パネルの止水性能を左右するので、胴縁の製作、施工精度は±2mm程度を確保します。パネルの縦ジョイント目地の位置には必ず、下地胴縁 (角パイプ)が必要であるので、鉄骨工作図作成時までにパネルの割り付けを完了させておきます。特に、外壁貫通開口廻り(鉄骨梁やダクトなど)には、下地胴縁が所定の位置から外れ易いので、その納まりに注意を払う必要があります。 |
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| 開口補強とパネル取付け | パネルの縦目地と開口部端部目地が同じ位置になる場合は、開口部補強用胴縁と開口部上下のパネル取付用胴縁とは位置がずれるので、それぞれの納まり図を作成して胴縁の配置を決めます。 |
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パネル本体・目地・水切り
パネル本体・目地・水切りの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 水切りのジョイント | 腰壁取合い部等に付く水切りのジョイントは、その重ね部にシーリングを挟んで裏板と確実に接着し、パネルの縦目地位置とはずらした位置に設けます。 |
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パネルの水抜きと水切り| 確認項目 | 条件・確認内容 |
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| 水抜きパイプ | 縦目地最下部に設ける水抜きパイプはバックアップ材を切断して貫通させ、さらに水切りより3mm程度浮かしてパイプの下部にもシーリング材を廻す |
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| 水平目地端部 | パネルの水平目地の縦目地との取合い部は、雨水浸入の弱点となりやすいので、補強シールを行うとともに水平目地端部を40~50mmシールします |
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| 最下部の水切り | パネル最下部に付く水切りの立上り部分の高さは、原則として100mm以上とし、パネル~水切り間はシールを行います。 |
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パネル本体・目地・水切りの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 開口小口と断熱 | パネルを切り欠いて開口を設ける場合は小口を箱折にし、入り隅部に補助プレートを差し込んで弁当箱状に加工します。特に入り隅はピンホール状の穴が開きやすいので、シーリング材を充填してから差し込みます。結露防止のために最上階パラペット部の層間塞ぎを行う場合、縦胴縁角パイプ内への断熱材の充填も忘れないように留意します。 |
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サッシ・シャッターまわり
サッシ・シャッターまわりの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 建具まわりのフラッシング | アルミサッシ、スチールドアやシャッターのパネル取り合い部には、必ずフラッシングを配置してその取り合い部を二次シールして止水処理を行います。また、縦と上端、縦と下端のフラッシングの交差部分は、ブチルシート等を挟んで固定し、室内への水道(みずみち)を遮断します。 |
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鉄骨梁貫通部
鉄骨梁貫通部の確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 梁貫通部の二次止水 | 外階段や庇などの受け梁鉄骨の貫通部は、一番漏水の起きやすい部位です。鉄骨のウエブに止水PLを工場溶接するとともに、四周には必ずフラッシングを取り付けて二次止水の処理を行います。鉄骨梁の貫通部にパネルの縦目地がくる場合は水切り金物を設けるとともにその直上部に水抜きパイプを設置します。 |
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| 梁貫通部の断熱と導水 | 貫通部内の鉄骨は、ヒートブリッジ現象で結露しやすいので、断熱処理を行います。鉄骨梁まわりのパネルを張る時には、フラッシングとの間にシーリングテープを挟んで下部縦目地への導水路を確保します。 |
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パラペット笠木との取合い
パラペット笠木との取合いの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 捨て笠木の材料と接合 | パネルが金属笠木と取合う場合は、t0.5mm程度のガルバリウム鋼板またはカラー鋼板製の捨て笠木を取り付けてパネルとシーリングテープ併用でリベット止めします。捨て笠木のジョイント部分は、非加硫ブチルゴムを挟んで接着による重ね張りとします。 |
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縦樋・タラップの支持金物
縦樋・タラップの支持金物の確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 支持金物の配置と固定 | 縦樋やタラップの支持金物は、パネルを貫通して設けます。縦目地に設ける場合は横目地との交差部を避けます。パネルの縦目地は、支持金物部分で所定のシーリングの目地幅が確保できるようにパネルの目地幅を調整します。既製止水金物を使用する場合は、金物を両面テープにて仮止め後、4周および中央部にシールのみで固定します。 |
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| 耐火断熱パネルの止水 | 耐火断熱パネルの場合は、箱折の重なり部分が支持金物で寸断されるので、止水プレートをシーリングで接着し、止水 PL中央部をオーバーブリッジシールとします。支持金物廻りのシールは、二重シールを原則とします。支持金物の溶接部は、縦ジョイント(ハット型・溝型)や捨て板が寸断されるので、捨てシーリングを施します。 |
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設備開口まわり
設備開口まわりの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 設備開口の位置と納まり | 設備開口廻りの納まりは、そこを通る設備の種類(ダクト、配管、フードなど)によって変わるが、基本的には水切り金物でカバーした納まりとします。設備開口は基本的には、パネルの縦目地を避けるものとするが、万一取合う場合は、梁貫通部に準じて4周に胴縁とフラッシングを廻した納まりとします。 |
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| 多数の貫通配管 | パネルに設備配管等が多数貫通する場合は、それらを一か所にまとめて設備パネル(裏面は断熱処理)で処理をします。 |
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シーリング
シーリングの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 一次・二次シールの相性 | 工程上、パネル工事の二次止水で使うシール(主として1成分形変成シリコーンシーリング)と、異種工事間と仕上工事で使う一次シール(主として2成分形変成シリコーンシーリング)が行われることになるが、できる限り同一メーカーの製品を使用することが望ましい条件です。メーカーが異なる場合は、工事着手前に相性試験を行って付着性能を確認します。 |
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| プライマーと下地処理 | 二次止水として使用する1成分形変成シリコーンシーリングはノンプライマー形が多いが、被着体の表面清掃が悪いと付着不良が発生しやすいので、できる限りプライマーを使用します。ふっ素樹脂系塗装アルミ・スチールパネル、溶融亜鉛メッキなどのシール接着性の悪い被着体は、事前に接着性試験を行い、バフがけ(研磨)と溶剤清掃等の対策を講じます。 |
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4.施工精度とモックアップで確認する
施工精度とモックアップで確認するの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 下地精度とモックアップ | ハット目地タイプは、シール目地タイプに比べて下地胴縁の不陸度がハット目地とパネルの密着度を大きく左右するので、下地胴縁の建入れやジョイントの不陸精度に十分注意を払う必要があります。サッシ周囲の排水の納まり等の詳細が施工図だけで確認できない場合は、施工図をもとにモックアップを作成して止水性能や排水性能を確認してください。 |
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| 水切りで隠れる目地 | 腰壁の誘発目地の天端部分(水切で隠れる部分)のシールをし忘れると、漏水の原因となりやすいので、パネル工事に先立ってシールを施工しておきます。 |
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