EXTERIOR / 09
外部シーリングの材料と目地を計画する
材料の相性、目地幅、変位への追従とガスケットの納まりを確認します。
1.目地と施工分担を計画する
材料の条件と施工時の確認事項を分け、次の項目を確認します。
目地と施工分担を計画するの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 仕様とジョイント形式 | シールの計画に際しては、シーリング材の種類、断面(目地)の形状・寸法、使用部位、施工時期、保全の難易度等によって、その仕様を決めます。金属カーテンウォールおよびPCaカーテンウォールの場合、フィルドジョイント(シールジョイント)のダブルシール形式(排水経路を設ける)、またはオープンジョイント形式とします。 |
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| バックアップ材と目地深さ | PCaカーテンウォールには、バックアップ材の位置決めのための欠込みを設けます。アルミ方立、笠木、サッシなどのジョイント部は、板厚深さのみのシールとせず、工場でシールポケットを設けた形状にして所定の目地深さを確保します。 |
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| 打継ぎと接着面 | 異種シーリング材の打ち継ぎおよび工場打ちシールと現場打ちシールの打ち継ぎの際は、施工順序およびシーリング材の組合わせに注意します。シーリング材の充填に際しては、バックアップ材やボンドブレーカー等を用いて、2面接着となるようにします。ただし、コンクリートの誘発目地・打ち継ぎ目地・サッシ取合い目地など動きがほとんどない目地(ノンワーキングジョイント)は3面接着とします。 |
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2.シーリング材を選定する
シーリング材を選定するの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 汚染と仕上げ材の相性 | シリコーン系は、目地周辺部に汚染が生じるため、定期的な清掃が必要です。目地を仕上げ材(塗料、吹付タイル等)で塗装する場合、シーリング材と仕上げ材の適合性を両メーカーに事前に確認します。 |
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| ALC・押出成形セメント板 | ALCパネルでは、パネル間には変成シリコーン系、ポリウレタン系(塗装等による保護が必要)を、笠木・窓枠廻り等との取合いには変成シリコーン系を用います。特にポリウレタン系を採用する場合は、目地の形状・寸法を事前に十分に計画します。押出成形セメント板には、変成シリコーン系を用います。 |
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| 変位差が大きい目地 | 冠壁等、下地剛性が低く、パネル間の変位差が大きい目地のシール上は、ひび割れが生じる可能性があるため塗装を避けます。 |
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| まぐさタイルとサッシ | タイル張りのまぐさタイルとアルミサッシの取合い部分においては、水和凝固型ポリマーセメント防水をサッシに 10mm塗りかぶせ、膜厚が1mm以上確保できるように塗布します。やむをえず、シーリング材と水和凝固型ポリマーセメント防水が接触する場合は、その適合性を両メーカーに事前に確認し、変成シリコーン系またはポリサルファイド系とします。 |
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| シールポケットと下地処理 | グレイジングビード用の枠には、シールポケットがないため、そのままでは弾性シーリング材で施工しません。被着体が金属の場合(ステンレス鏡面仕上げを除く)と、ふっ素樹脂系塗装アルミ・スチールパネル、溶融亜鉛メッキなどのシーリング材の接着性が悪い被着体は、ナイロン研磨布によるバフがけ(研磨)、および溶剤清掃を実施します。溶剤は被着面を膨潤させたりしないものを選定します。 |
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3.目地の形状と寸法を確認する
目地の形状と寸法を確認するの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| ムーブメントの算定 | 目地の形状・寸法は、目地のムーブメント、目地幅、部材の長さ、使用予定のシーリング材の設計伸縮率等の関係やガスケットの形状・種類が適切であるかを確認して決めます。目地のムーブメントは一般には、温度伸縮ムーブメントと層間変位ムーブメントについて算定し、検討します。 |
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目地幅の確認| 確認項目 | 条件・確認内容 |
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| 一般の目地 | 目地幅の最大は40mm、最小は10mmとし、目地深さとの関係から決定します。 |
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| ガラスまわり | ガラスまわりの目地についてはガラスの板厚10 mm以下は目地幅5mm以上、ガラスの板厚12mm 以上は目地幅6mm以上とします。 |
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目地の形状と寸法を確認するの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 施工時期 | 真夏または真冬に施工する場合は計算上不利になるので、施工時期についても考慮します。 |
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| モデュラスと材料の相性 | モデュラスの区分は、50%引張応力により区分されて性能が異なるので、中高層のガラススクリーン構法(SSG構法、ガラスリブ構法など)では、ガラス回りのシリコーンの種類を事前に確認します。一般的に、風圧力(正圧・負圧)に対する構造シーラント(ストラクチャーシール)は中また高モデュラスであり、防水用シール(ウェザーシール)は低モデュラスであるが、シーリング材の性能を事前にガラス・サッシ・シーリング材の各メーカーに確認します。 アルコール形シリコーンは、施工後約1ケ月間はアルコールガスを発生して、後打ちのアミノキシ形シリコーンとの接着が悪くなるので、シリコーンの種類を確認します。後打ちもアルコール形シリコーンなら、接着は問題ありません。複層ガラス小口の封着材にシリコーンシーリング材を打設する場合も同様のため、注意が必要です。 |
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4.ガスケットの密着と接着を確認する
ガスケットの密着と接着を確認するの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| ガスケットの面ずれ | 目地の水密性はガスケット材の反発弾性力に左右されるので、下記の事項に注意します。PCa板の外部側ガスケット(レインバリア)のEPDMゴム(エチレンプロピレン系ゴム)、PCa板の内部側ガスケット(ウインドウバリア)のSRスポンジ(シリコーン系スポンジ)の面外方向の面ずれは、PCa板製造、PCa板取付時とも±3mm以内とします。 |
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| 圧縮率と密着 | ゴムメーカーに事前に圧縮率を確認しておき、PCa板取付時にすき間がないことを目視でチェックし、ガスケットのゴムが圧縮されて反発による密着性が確保されていることを確認します。 |
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| 接着と養生 | ガスケットは、PCa板の運搬時やPCa板取付時のずれを防止するため、変成シリコーン系弾性接着剤(セメダインのスーパーXやコニシのボンドMOS7など)で接着します。また、仮固定を併用して1日以上の養生期間を確保します。 |
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| SRスポンジの接着 | SRスポンジ(シリコーン系スポンジ)は1成分形オキシム形シリコーンシーリング材または変成シリコーン系シーリング材(MS)で接着します。アミノキシ系シリコーンシーリング材はSRスポンジ (シリコーン系スポンジ)との接着力により弾性力を低下させることがあるので、使用しません。耐火ガスケット(SRスポンジ)のすき間埋めは、耐火シーリング材(例コニシ:ボンドFR)とします。 |
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5.パラペット笠木を確認する
パラペット笠木を確認するの確認| 確認する項目 | 条件と確認のポイント |
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| 笠木の仕上げと排水 | パラペット笠木の天端は湿式仕上げを避け、金属板(アルミまたはステンレス)か、コンクリート打ち放しの上塗膜防水仕上げ、またはPCブロックとして、伸縮目地を設けます。金属笠木の場合は、材料の伸縮を配慮して、継ぎ手にシールをしない形式の既製品を原則とします。シール継ぎ手にする場合は所定の目地幅を確保し、シーリング材が破断した場合の対策として排水機構をかならず設けておきます。 |
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