1.下地の強度・乾燥・清掃を確認する
硬化材が浸透できる下地かを確認し、製品ごとの水分管理を守ります。
コンクリートは、呼び強度を21以上かつ単位セメント量300 kg/m³以上とします。コンクリートは十分に乾燥させます。表面の乾燥状態の確認方法と施工のタイミングの検討にあたってはメーカーに問い合わせを行います。(セラミキュアは内部水分率を管理しないとされている一方、、ハードナーリキッドは水分5%以下とされており、メーカーにより見解が分かれているため)。コンクリート面のレイタンスはワイヤーブラシやポリッシャー等で除去します。
コンクリート表面に傷が付いたり、塗料や油類が付着したりするおそれがある場合はポリエチレンシート等で養生します。コンクリート表面に油、塗料などが付着している場合は、中性洗剤、シンナー、苛性ソーダ溶液等で洗浄し、さらに水洗いをします。水洗い後は十分に乾燥させます(風通しのよい所で3~4日、悪い所で2 週間程度乾燥させる)。
2.ケイフッ化物溶液の散布条件を確認する
薬液系は周辺材料への付着と作業者への接触を防いで施工します。
散布量、散布の方法はメーカーの仕様によります。薬液が金属、ガラス、大理石、塗料などに付着すると、腐食、剥離などが発生するおそれがあるのでポリエチレンフィルム等で十分に養生をします。もし付着した場合は、すみやかに水洗いします。薬液の安全データシート(SDS)とメーカーの取扱方法を確認し、目や口への接触を防ぎます。施工時は適切な保護具・ゴム手袋を着用し、人体に付着した場合は速やかに水で洗い落とします。
気温が5℃以下の場合は作業を中止します。
3.浸透を妨げる既存処理を確認する
エマルション混練りのセメント系床、散布塗り込み型硬化材処理床、浸透性合成樹脂処理床では、薬液の浸透が妨げられます。ワックス・シーラー処理床は、それらを除去した場合に適用できる条件があります。
4.浸透性合成樹脂の施工と水掛かりを管理する
エポキシ、アクリル、塩化ゴム等の樹脂系は、結露、換気、火気と塗布後の養生を確認します。
塗布量、塗布の方法はメーカーの仕様によります。気温が5℃以下およびコンクリート面に結露がある場合は施工を中止します。有機溶剤を含有しているため、施工中は換気を十分に行い火気の使用は厳禁します。塗布後、水に濡らさない様にします。その期間はメーカーに確認します(ハードナーSは3日間としている )。散布塗り込み型表面硬化材処理の床、ワックス、シーラーで処理した床は効果が無いので施工を避けます。